住民運動への妨害行為
合併反対派主催の講演会会場の入り口に居座り、入場者を威圧

合併反対派主催の住民集会が開催されようとしている会場入口で、
集会出席者を威圧する津村孝司町長と合併推進派の町議会議員達。

この日、安土町文芸セミナリヨでは、下記のイベントが開催された。
日時  2009年4月19日 開場13:30〜 開演14:00〜
場所  安土町文芸セミナリヨ
会合名 "安土を守る" 町民大集会

内容  地方自治、住民投票に関する講演会
講師  自治体問題研究所 池上洋通(ひろみち)氏


 会場の玄関口が開けられ、参加者がエントラント内に設けられた受付に並びだすと、津村孝司町長は、会場のエントラント内に入り、出席簿に名前を書くために受付デスクの前に並んでいる住民の肩を次々に叩き「ようっ」と声をかけて回っていた。

あまりの傍若無人ぶりを見かねた、西川町議会議員が、 「ここで、一体何をしているのか?」
と質すと、町長は、
「町職員が出席しないか、監視に来ている。」 と答え、その後はホール外に出て、会場玄関前に合併推進派議員達と共に居座っていた。



 「町職員の出席をチェックしている」ということ自体、大問題であるのだが、自分の発言の問題点には全く気づいている様子はなかった。

 わざわざ会場前まで出向いてきているのなら、会場に入って一緒に講師の話を聴けばよいのに、と思った人は多かっただろう。池上講師の講義は、「民主主義とは何か」ということについての非常に感銘深い内容であった。もし町長が、住民と共に学ぼうというのであれば、誰も町長を会場から追い出そうとはしなかっただろう。

 多くの出席者は、町の幹部職員が客席に座っていること気が付いていたが、特に話しかけたりする人は見られなかった。町長に会場内の様子を観察してくるように命じられたであろう彼は、会場端の椅子で居心地悪そうに狸寝入りをしていたからだ。


町民大集会開催までの経緯

2009年2月27日
 住民団体「安土大好きみんなの会」により行われていた「『安土町が近江八幡市と合併することの是非を問う住民投票条例』の制定を求める直接請求署名」が、選挙管理委員会に提出された。集まった署名数は4199筆(最終確定数4015筆)。それは、直接請求に必要な署名数を遙かに超え、有権者数の4割以上に達していた。

2009年3月27日
 選挙管理委員会による確認と縦覧が済み、いったん会に返却された。同日、その署名簿を添えて、町長に対し、『安土町が近江八幡市と合併することの是非を問う住民投票条例』制定の本請求が行われた。

 直接請求の手続きに従って議会に提案された住民投票条例案に、町長は「住民投票は必要ない」との意見を付けた。

2009年4月14日
 住民団体は議会の良識に期待をかけたが、この日に開催された安土町議会にて、数で優る町長派は5対4にてこの条例案を否決した。ここまで住民を無視する町長と議会に、町政を任せることは出来ない。住民投票条例否決を受け、即日、新しい住民団体「急ぐな合併・守ろう安土みんなの会」が結成され、町長解職を要求するリコール署名運動が開始された。

2009年4月19日
 『"安土"を守る 町民大集会』開催。


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