2009年5月15日
安土町議会議長 殿
急ぐな合併・守ろう安土みんなの会
代 表  大林 宏

申し入れ


 私たちは、本日、町長解職請求の署名4,209筆を町選挙管理員会に提出いたしました。
 署名簿提出は、合併問題をめぐる津村町長の町政運営を批判し、その解職を求める町民の強い意思が明確に示されたことを意味します。
 こうした状況を受けて、町民の民意を代弁すべき町議会に対し、以下の2点を申し入れるとともに、その理由を申し述べるものです。
1.6月議会で近江八幡との合併を決めないでください。

2.合併問題については、町長リコールの決着後、民意を見定めて慎重に対応して下さい。
【申し入れの理由】

〜町長選の得票数をはるかに超える署名の重み〜

 今回寄せられたリコール署名は4209筆にのぼり、津村氏が町長選挙で得た3424票を大きく超えています。これは近江八幡との合併を推進する津村町長の町政運営に事実上の不信任を示したものだと言えます。町長はこれまで、合併を進めるための根拠を「町長選挙で信任を得た」と説明してきましたが、その根拠が崩れたことになります。

 町長の権限の基礎は住民の信任です。ですから、合併問題で解職請求された町長が、議会に廃置分合議案を提案するのはまったく筋がとおりせん。

 住民ひとり一人が名前をあきらかにし、自らの筆でしたため捺印までした署名が、町長選挙の無記名投票の票数をはるかに上まわったのです。この事実がいかに甚大で重く深いものかを考え受けとめるべきです。

〜町民の意思と町議会の仕事〜

 リコール署名は4209筆、住民投票を求める署名が4015筆。2度にわたる署名に寄せられた町民の思いは、「合併は町の重大事であり、町民の声を聞くべきだ」という切実なものです。

 主権者である町民の声に聞く耳を持たず、町長はこの切実な声を「摩擦」としか見ていません。これでは町民を代表する安土町長の資格はありません。

 町長が暴走しているこのような時こそ、町議会は町民の意思を代弁し、執行機関をチェックする役割を果たすべきです。それこそが町議会本来の仕事だと考えます。

〜6月町議会で合併を決めることは許されない〜

 いま最大の問題は、6月の定例町議会で廃置分合(合併)が決定されようとしていることです。このような事を許せば、町政の歴史に重大な汚点を残したまま、「歴史の町安土町」が消え去ることになります。

 町民の代表である議員のみなさんは、今こそ町民の意思を厳正に見極めるため、6月議会で合併を決めず、町長の暴走にストップをかけることで本来の役割を果たしていただきたいと願い、上記のとおり申し入れます。
以 上

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