２０１０年３月１８日

　２日前に安土町議会が議決した「合併中止決議」を、大林町長と西川町議会議長が総務省に報告し、合併中止を訴えました。それに合わせて「みんなの会」有志が上京し、総務省前でアピールを行いました。

２０１０年３月１８日　午前零時に事務所前からバスで出発

途中で内野組７人を乗せ、総勢２０名。名神から透明を経て一路東へ

都会の朝：高層ビルの群れが蜃気楼のように

ビルの森を抜けると

日本の政治の中枢が入った入れ物が見えてきます。

「霞が関一丁目」の看板は国道一号線に掲げられています。
つまり湖国から総務省までは一本道でつながっているのです。

現地到着は８時５０分。早速、横断幕を張り

前日、大急ぎで用意したチラシ配布開始

　

前回は持ってきただけで、立てるまで気が回らなかった
「ふるさと安土」幟旗も風になびかせることができました。

　

９時１５分、今回も、またまた応援に来て下さった
松平晃さんのトランペットが、朝の官庁街に響く。

　松平さんが、神戸で震災慰霊のトランペットを演奏し続ける訳を街頭スピーチで披露してくださいました。１９９５年１月１７日早朝に関西地方を襲った阪神・淡路大震災。松平さんはその前日の夜、神戸で演奏しておられたのです。当時は「労働者トランペッター」として会社勤務をしながらの演奏活動。演奏が終わったのは一泊しても良さそうな時刻だったのですが、有給休暇が残り少ないため遅い時間に無理して川崎に帰り、結果的に、それで難を逃れたのです。

安土（即席）女声合唱団が「琵琶湖周航の歌」を披露。唱歌「ふるさと」と
琵琶湖周航の歌を即興で組み合わせた松平さんのイントロと伴奏部が見事

　八王子からお茶を差し入れて下さったＴ大学、髭のＹ先生。済みません、アタフタしていて写真取り損ねました。

安土町役場ＯＢ氏の街頭演説が冴えています。

　

９時４０分頃、少し遠巻きに私たちを撮影していた
テレビカメラが慌ただしく動きました。その先を見ると

大林町長と西川議長が到着。

　関西テレビの取材クルーと琵琶湖放送さんも御一緒です。後で聞いた話ですが、どこでどうやってしらべたのか、新幹線でも大林町長と西川議長のすぐ前と隣の席が予約されていたとのことです。

　総務省とのアポは１１時１０分とのことで、私たちの顔を見た後は議員会館に向かうとのこと。取材クルーも同行。正真正銘の密着取材です。

　大林町長の総務省訪問は１６日に合併中止議決が行われた時点で決定していたわけですが、「みんなの会」バスツアー決行が決まったのは昨日（１７日）の１５時。それから大あわてで、マスコミ各社に連絡を入れ、もちろん自分自身も９時間後には出発なので、大あわて。我ながら、よく２０名も集まったものだと・・・・・しかも議長以外の議員さん方には、全員協議会があるため同行して頂けなかったにもかかわらず。

弁舌は益々冴えて鋭く。

１０時４０分頃　戻ってこられた大林町長と西川議長が総務省に乗り込みます。
２ヶ月前、最初の総務省訪問時には一台もなかったテレビカメラが今回は４台。

今回、面会に入るのはお二人だけ。

　「みんなの会」は、総務省周辺にアピールをしに来ただけであって、総務省に用があるわけではありません。ですから、総務省にはこちらからは何の連絡も入れていません。にもかかわらず、何処からどう情報が回るのか？「みんなの会」上京の情報が昨日の内に総務省に入り、何やらピリピリしていたとの事。なにか、私たちに対して疚しいことでもあるのでしょうかね？

用意してきた５００枚のチラシは配り終え、
街頭演説も、少しばかり疲れが・・・・・。

待つこと１時間２０分

半ば予想はしていましたが、面会したのは課長クラス

大臣宛の申し入れ文書を報道陣に示す大林町長

いったい、この国の主人公は誰なのでしょうか？

この行動力と、行動力の源になっている故郷への思いを確認し会えたのが最大の財産

　日本の富を独占している一極集中都市「東京」。

　その東京都の食糧自給率は僅か１％。

　地方の第一次産業が無ければ、この大都会は一日たりとも生きては行けません。地方の活気は、この大都市の活動に直結しているのです。地方の活気が削がれ、大都市が飢えたときに初めて、都会に生きる人達は頼るべき故郷を、いつの間にか失ってしまっていたことに気が付くのでしょう。