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NHK「近畿610」より

合併停止を求める決議

2010年3月16日

 新しい「安土町議会」が「合併中止」を決議いたしました。



「新」議長 西川與平氏



井上佐由利議員による合併中止議案の提案

近江八幡市との合併処分の停止を求める決議

 本日、安土町新議会は、町民の総意により近江八幡市との合併には反対であることをここに改めて表明し、合併処分の停止を求める。
 平成21年6月、安土町民の意思は合併反対であるにもかかわらず、市長及び議会は民意を無視し、合併議決及び申請を強行した。
 当時の合併手続き行為には、真に町民の意思を有しない重大な瑕疵があり、無効である。
 このことは、全国に例を見ない町長解職請求及び議会解散請求における住民直接投票で町民の合併反対意思が示されたことで明白となった。
 以上の状況を踏まえ、国及び滋賀県においては、合併手続きの続行により生ずる安土町民の回復困難な損害を避けるため、緊急措置として直ちに、近江八幡市と安土町との合併処分を停止するよう強く求めるものである。
 以上、決議する。

 平成22年3月16日
安土町議会




起立採決により「賛成多数」



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合併停止決議を「県」に報告


2010年3月17日

 大林町長と西川議長が「合併停止決議」を県に報告し、合併の見直しを要請しました。


 嘉田知事は面会を受諾せず、副知事との面会になりました。津村(前)町長の解職手続き中であったにもかかわらず、「議会の議決は重い」として配置分合議案を追認した知事と県議会が、安土の住民多数の思いと行動によって実現した「合併停止決議」を、どのように受け取るかが注目されるところでした。。


 残念ながら、嘉田知事には、この議決を正面から受け止めるだけの覚悟は無かったようです。



一方で、安土・近江八幡の現場では職務執行者を巡って火花が散っています。


 対等合併では、近江八幡市長、安土町長ともに合併期日に失職することになります。職務執行者とは、新市の市長が選挙で選ばれるまでの間、首長の役割を代行する人です。通常、合併する自治体長のなかから協議で選ばれますが、新市の市長に立候補する人は遠慮するのが倣わしです。現在の冨士谷近江八幡市長は新市の市長選に立候補することを表明していますので、通例であれば大林町長がこの職務執行者になります。


 しかしながら冨士谷市長は自らが新市長に立候補するにもかかわらず、何かと理由を付けて、自分が職務執行者になるべきだと主張しています。大林町長も譲りません。どうしても決まらない場合は、知事が決定することになっています。すなわち大林町長は、嘉田知事に対し、安土町の合併騒動から目を逸らさず正面から受け止めるようにというメッセージを送っているのです。嘉田知事に、がどのような判断を下すかが注目されます。


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